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自己臭症とは
自己臭症とは別名自己臭恐怖ともいい周囲の人に自分から放つ臭い(汗、ワキガ、おなら、口臭など)が迷惑をかけているのではないか、とひどく思い込んで気にしてしまう症状の事です。
実際に臭いがない場合でも、そばにいる人が席を立ったり、窓を開けたり、手で鼻を覆うようなしぐさをすると、そう思い込んでしまうのです。
また、ひどくなると周囲が自分の体臭のことをいつも話しているような気がしたり、そういった幻聴まで聞こえてしまうケースもあります。
この場合の治療としてはカウンセリング、精神療法、薬物療法が必要になります。ところが、この自己臭症の患者さんは自分が
「クサイ...」
と、思い込んでいる為、皮膚科や外科に訪れる事はあっても自ら精神科などのドアを叩く事はありません。
診察した医師が
「ぜんぜんにおいませんよ、気のせいですよ」
と、いった説得をしても、逆に
「自分をなぐさめている」
と思い込んでしまうのです。
医者の立場からみれば、本来のワキガ体質者は、非常に治療しやすく、精神的にも楽なものです。
なぜなら、外科的療法によって、ワキガ自体は完全に治癒させることができるからです。
ところがこの自己臭症の患者さんは、どう説明しても
「まだ臭うような気がします」
と再来院されるケースがとても多いとの事です。
これは心のケアがとても難しい症例との事ですが、病院の診断をキチンと受け入れ心のケアに取り組む事が何より大切となります。